ゴルフ場に行った際にかかる料金相場・知っておきたい経費の仕訳
目次
1、ゴルフコースの料金相場とは
「ゴルフを趣味にするにはお金がかかる」とよく言われますが、実際のところゴルフコースや曜日、時
間帯によってかかる費用は大きく違ってきます。
18コースを周る場合、ワンラウンドの相場は平日約5,000~8,000円、土日祝日の場合は約10,000~
15,000円です。
一般的にゴルフ場が多い都道府県(関東は千葉県、関西は兵庫県など)は競争が激しい部分、安めに設
定されています。
日本のゴルフ場の多くは会員制のメンバーシップコースで、会員権の発行により運営されています。その
ため会員は金額やスタート時間などの優遇措置が受けられます。会員の同伴者や紹介者も同じ金額でラウ
ンドができます。非会員(ビジター)の方が料金が高くなります。
季節によってもプレー代は異なり、 閑散期の1~2月は1年の中でも最もリーズナブル。
反対にオンシーズンである4~6月、9~11月は金額が高くなる傾向があります。
・キャディさんをつける場合はキャディさんの料金がかかる
最近は自分で自分のゴルフクラブを持って回るセルフプレーが主流ですが、まだまだキャディさんをつ
けて、質の高いゴルフをしたいという方も少なくありません。
キャディさんを付けて回る場合、通常の1.2倍から1.5倍程度の費用がかかります。
会員制のゴルフ場のなかにはキャディさんがマストになっているところもあり、そのぶん費用も上がり
がちです。
・ゴルフ場の利用で税金がかかる
ゴルフ場でプレーをする時には、ゴルフ場利用税と呼ばれる地方税の一種を支払わなければなりませ
ん。
これはゴルフ場が位置する都道府県が、ゴルファーに一人一日あたりで課す税金です。
税額はゴルフ場の規模や整備状況によって変わり、税収全体の7割はゴルフ場が位置する市町村に交付し
ます。
一人当たりの税額は一級1,200円、2級1,100円、3級1,000円、4級900円、5級800円、6級600円、7級500
円、8級400円です。
全国のゴルフ税の平均は800円ですが、非課税になる場合もあります。
年齢18歳未満または70歳以上の方や身体障害者、国民大会のゴルフ参加者がゴルフをするときは税金が
発生しません。
2、ゴルフ場で食べるお食事料金相場
日本全国ほぼ全てのゴルフ場にはクラブハウスがあり、そこで食事をとることができます。
レストランの食事費用の相場は一般的なレストランとさほど変わらず、1,000~1,500円前後あればセット
メニューを食べられます。
しかしゴルフ場では ビールを飲んだり、おやつとしてスイーツを食べたりすることもあるので、3000円
程度を予算に見ておくと良いでしょう。
3、ゴルフは接待交際費として認められるのか?気になる仕訳
接待ゴルフのプレー代自体は、会社の事業に関係する相手に対しての接待としてみなされるため、接待
交通費として計上できます。
しかし、反対にゴルフ接待を受ける場合に発生する交通費やキャディバッグの送料は交際費に該当しま
せん。
また、接待だけではなく社内でゴルフコンペを行う場合でも、社内の人間だけであれば福利厚生費、社
外の人間もいる場合は交際費として計上できます。
一方、たとえ接待のためでも個人で使用するゴルフクラブ代は接待費として認められないので要注意で
す。
課税・非課税項目と勘定項目は複雑になっていますので、下記の表を参考にしてください。
■項目 | ■勘定科目 | ■消費税 |
ゴルフのプレー代 | 交際費 | 課税取引 |
ロッカー代 | 交際費 | 課税取引 |
飲食費 | 交際費 | 課税取引 |
ゴルフ場利用税 | 交際費 | 不課税取引 |
緑化協力金 | 交際費(寄付金) | 不課税取引 |
4、ゴルフ場のレシートの内訳
実際にゴルフ場から渡されるレシートを見ると、明細がかなり細かく分かれていることに気付きます。
特に「諸経費」の項目には、一体何が含まれているのか気になりますよね。
ここからは、レシートや明細書から読み取れる項目や、ゴルフ時に発生しうる費用をひとつずつ紹介して
いきます。
・グリーンフィー (プレーフィー)
グリーンフィーとは、ゴルフの使用料のこと。
ゴルフ場によって料金は異なりますが、プレーヤーは必ず支払わなければなりません。
グリーンフィーはあくまでコースの使用料金のことであり、他にもゴルフ利用税や施設利用料金、協力
金など似たような費用が発生しますが、別物であることを覚えておきましょう。
なお、プロゴルファーによるツアーや試合では、原則免除とされています。
・ロッカーフィー
ロッカーを使用した際には、ロッカーの使用料金が発生します。
1回あたりのロッカーフィーは200円から500円程度が相場です。
・諸経費
諸経費には主に利用者が施設を使用する際に発生する入浴やそのときに使ったタオル、また冷暖房など
の光熱費やポーターなどの人件費が含まれます。
コース内の道路補修費や従業員の福利厚生費、クラブハウスやコース内の水道光熱費、さらにはカート
などの備品の減価償却費など、ゴルフ場運営にかかるすべての費用が入っていると言っていいでしょう。
日本ゴルフ場協会は諸経費に関しての定義を決めていないようで、ゴルフ場が独自で諸経費の中身を決
めているのが現状です。
・キャディフィー
プレーヤーのクラブや荷物を運ぶキャディさんを付ける場合には、キャディフィーが発生します。
このキャディフィーの相場は約3,000円から4,000円と言われていますが、一組の人数によっても料金が
異なってきて、一組あたりの人数が少ないほど一人当たりにかかる負担が大きくなります。
ゴルフ場によってはキャディさん必須のコースもあり、そういった場所を選ぶとおのずとキャディフィ
ーが発生してきます。
・カートフィー
コースを周るときにカートを使用する場合、一台当たり約5,000円のカートフィーが発生します。
こちらもキャディフィー同様に、一組当たりの人数が多いほど一人当たりのコストが少なくなってお得
に感じられます。
・ゴルフ保険
ゴルフ保険はゴルファー保険とも呼ばれていて、ゴルフの練習中やプレー中の思わぬトラブルで物を壊
したり、他人に怪我をさせたりした時の、相手に対する損害賠償責任を保証するものです。
もちろん自分が怪我をして入院や通院が必要になった場合は、その費用や死亡後遺障害の保障、またゴ
ルフ用品が盗難にあったり、破損されたりした場合の費用も負担してもらえるので、入っておくに越し
たことはありません。
ホールインワンやアルバトロスを達成した際のパーティー費用を、この保険で補うこともできます。
パーティーは10万円以上かかることも少なくないので、上級者であればあるほど入っておいたほうがいいでしょう。
ゴルファー保険料は3,000円から1万円が相場で、保険期間は1年間が一般的とされています。
保険代理店の店頭やインターネット、コンビニなどで申し込めますが、どこで申し込んだとしても申込
日の翌日以降から保証がスタートするようになっています。
そのためゴルフプレーの前日までに加入しておくようにしてください。
既に別の保険で補償に加入している場合は保証が重複するおそれがあるので、今自分が加入している保
険もチェックしておきましょう。
示談交渉サービスがついていれば、大きな事故を起こした時も担当者が間に入ってくれるので安心です。
5、ゴルフ場利用税
前章で紹介したゴルフ場利用税は、ゴルフ場での精算時に請求されるケースがほとんどです。
ゴルフ利用税が課税される対象としては、ホール数が18以上でありホールの平均距離が18m以上の施設、
もしくはゴルフ場のホール数が9以上でホールの平均距離がおおむね150m以上の施設が基準となってい
ます。
ゴルフでは他のスポーツでは想定できない、さまざまな費用が発生します。
それでもリーズナブルなゴルフ場が増えてきていますので、お値打ちなコースやプランを見つけて、プレ
ーを楽しみましょう。
オフシーズンに穴場のゴルフ場を利用すると、高級コースを1回周る費用でリーズナブルなコースを2回
周れるかもしれません。
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